2017年春 逢いとおした『待つ』
初めて京都上七軒お茶屋 藤幾さんでの 逢いとおしたお人形展 から数えて五回目の開催となりました。
ポスター・DMに咲く 五枚の櫻の花びらを眺めながら、凛とした緊張感に包まれております。
2017年春 逢いとおした「待つ」の企画は、2016年の夏、祇園祭の鉦(かね)の音を聞きながら、
心の中にある想いを綴った企画展です。
ちょうどその日は雨で、雨音を聞きながら、雨がすぐに通りすぎてしまうのを軒先で待つ。
軒端から滴り落ちるしずくの音、雨のにおい。
心では雨がやむのを望みながらも、普段忘れている特別なひと時を感じる。
「待つ」
逢いたくて待っている、待ってでも逢いたい。
普段忘れている何か、忘れられない何かを思い出させてくれるようなお人形展。
お越しくださる皆様には、忘れられないものを見つけ出していただければ・・・
どうぞ逢いに来とうおくれやす、お待ちしております。